閻麗夢博士などによる新型コロナウイルスの検証レポート
最終更新: 2020年11月30日

SARS-CoV-2ゲノムの異例な特徴はそれが自然進化ではなく高度な実験室での改変を示唆することおよびその推定合成経路の検証
【抄録】
新型コロナウイルスSARS-CoV-2によるCOVID-19パンデミックは、世界的に91万人以上の死者と前例のない壊滅的な世界経済の落ち込みをもたらした。
その計り知れない影響力にも関わらず、SARS-CoV-2の起源は謎に包まれたままであり、論争の的となっている。自然起源説は、広く受け入れられているが、実質的な証拠に乏しい。
ウイルスが実験室由来ではないかとの異説は、査読付き科学雑誌によって厳しく検閲を受けている。しかし、SARS-CoV-2は、自然発生の動物由来感染症とは異なる生物学的特性を示している。
本報告では、ゲノム的、構造的、医学的および文献的証拠を合わせて鑑みた結果、それが自然起源説と強く矛盾していることを詳述している。
SARS-CoV-2は、コウモリコロナウイルスZC45および/またはZXC21を鋳型および/または骨格として使用して作成された実験室の産物であることをこれらの証拠は示している。
その証拠に基づき我々はさらに、SARS-CoV-2の合成経路を仮定し、実験室でこのコロナウイルスを作成することは都合が良く、約6カ月で完成させることができることを示した。
この報告では関連する研究施設への独立した立ち入り調査の必要性を強調する。また、最近発表された特定のデータは、問題があるにも関わらずSARS-CoV-2の自然起源説を支持するのに使われており、それを批判的に検証することも主張している。
公衆衛生の観点から、SARS-CoV-2の起源やこのウイルスがどのようにして人類に感染したのかについての知識は、COVID-19パンデミックの基本的な制御において、また将来類似したパンデミックの発生を防ぐためにも極めて重要な役割を果たすことから、調査が必要である。
以下のPDFファイルがそのレポートである。(英語のみ)
翻訳:茉莉花